色彩検定

  • 公的資格
  • 実務制限:なし
  • 学歴制限:なし
  • 年齢制限:なし

色彩検定とは

色彩検定は、正式名称を「文部科学省後援 色彩検定」という色の専門家のための資格検定である。

・1990年に「ファッションカラーコーディネーター検定試験」として始まり
・「ファッションコーディネート色彩能力検定(AFT色彩検定)」に名称を変え
・2006年から「文部科学省後援 色彩検定」として実施されている。

色彩はすべての業界に関係している。しかし、資格を持っているだけでは就職はできない。色彩の資格だけでなくプラス何か、「デザインができる」とか「ファッションに強い」とか、「私は色彩の資格を活かして○○ができる」と強みをアピールできるようになろう。

色彩検定の資格・試験情報

受験資格
誰でも受験できる
試験日
6月下旬・11月上旬(1級は11月のみ※1級2次試験は12月中旬)
申込期間
4月上旬~5月中旬/9月下旬~10月上旬
申込方法
特約書店、郵送、ホームページより申込む
合格発表日
試験日の約1ヵ月後
受験料
[3級]7,000円 [2級]10,000円 [1級]15,000円
試験地
全国各地の約400会場
受験者数
[3級]33,960人 [2級]15,786人 [1級]2,885人
合格率
[3級]73.2% [2級]61.9% [1級]36.2%
問合せ先
公益社団法人 色彩検定協会
住所
〒100-0011 東京都千代田区内幸町1-1-1 帝国ホテル本館6F
電話番号
03-5510-3737
公式サイト
http://www.aft.or.jp/

過去問・サンプル問題

■3級
【マークシート方式】70分
・色のはたらき
・光と色(色はなぜ見えるのか?、眼のしくみ、照明と色の見え方、混色)
・色の表示(色の分類と三属性、PCCS、言葉による色表示)
・色彩心理(色の心理的効果、色の視覚効果、色の知覚的効果)
・インテリア(インテリアと色彩、インテリアのカラーコーディネーション)
・色彩調和(配色の基本的な考え方、色相から配色を考える、トーンから配色を考える、配色の基本的な技法
・配色演習の解答例と解説)
・色彩効果(色彩と構成)
・色彩と生活
・ファッション (ファッションとは、ファッションと色彩)
・慣用色名

■2級
【マークシート方式(一部記述式)】80分
・生活と色(身の回りの色の見え方)
・光と色(光の性質と色、視覚系の構造と色、照明)
・色の表示(マンセル表色系、色名)
・色彩調和(色彩調和、自然の秩序からの色彩調和、自然から学ぶ配色、配色技法、配色演習の解答例と解説)
・配色イメージ
・ビジュアル(ビジュアルデザインと色彩)
・ファッション、ファッション企画、ファッションと配色、繊維、売り場における商品陳列と色彩)
・プロダクト(プロダクトデザインと色彩)
・インテリア(インテリアデザインと色彩、インテリアの配色、インテリアスタイルと色彩、インテリアの素材、インテリアの照明)・エクステリア環境(エクステリア環境と色彩、エクステリア環境のカラーコーディネーション、住宅のエクステリア環境色彩、住宅エクステリア材料、住宅エクステリアの照明、住宅エクステリアにおける色彩計画の手順)
・慣用色名

■1級
【1次:マークシート方式(一部記述式)/2次:記述式】各90分
(一部実技)
・色彩と文化(ヨーロッパの色彩文化、日本の色彩文化)
・色彩調和論(色彩調和論)
・光と色(色の知覚、色覚特性と視覚変化、色覚説、心理的な見えによる色の分類、照明、混色
・色の表示(CIR XYZ 表色系、均等色空間とL*a*b*色空間、オストワルト表色系、NCS、色名)
・色彩の実務(測色)
・色彩心理(心理評価法、色の心理的効果、色知覚の複雑性)
・配色イメージ(配色イメージ、イメージ別配色法)
・ビジュアル(コーポレートアイデンティティ、コーポレートアイデンティティの事例)
・ファッション(ファッションカラーの変遷、ファッションビジネスの世界、商品企画、アパレルの商品企画の事例、繊維)
・プロダクト(色彩計画のプロセス、プロダクトデザインと色彩、プロダクトデザインと素材)
・インテリア(インテリアカラーコーディネーションと色彩計画、非住宅空間の色彩)
・環境(時代が求める環境色彩、景観形成への対応と視点、景観的視点に立った色彩計画、色彩による景観形成の手順とその事例、安全にかかわる環境色彩)
・ユニバーサルデザイン(ユニバーサルデザインの概要、ユニバーサルデザインの色彩)

※合格ライン:各級満点の70%前後。問題の難易度により変動あり