IT資格でキャリアアップ 【情報処理技術者+ベンダー系試験】

IT業界でのキャリアアップは国家資格である「情報処理技術者試験」がいいロードマップとなります。

情報処理技術者試験はレベルや分野によって12の区分に分かれており、
「入門→基本→応用→9つの専門分野」
と目標設定がしやすいからです。

さらに、IT系エンジニアとしてキャリアアップを目指すなら、情報処理技術者試験にプラスして、オラクル・シスコなどの「ベンダー系資格」や、Linuxなどの「オープンソース系資格」があると強くアピールできます。

情報処理技術者試験のレベル

  1. ITパスポート(3~5ヶ月)
  2. 基本情報技術者試験(6ヶ月)
  3. 応用情報技術者試験(1~2年)
  4. 高度情報処理技術者試験(各2~3年)

1.ITパスポート

【取得の目安】3~5ヶ月

ITパスポートは、情報処理技術の入門となる資格です。情報処理に関する基礎的な知識を身につけることができ、IT業界以外の社会人からも人気があります。

IT業界では役に立たないレベルなので、次の「基本情報技術者試験」からキャリアアップをスタートさせてもいいでしょう。

2.基本情報技術者試験

【取得の目安】6ヶ月

IT関連の業界ではじめに取るべきとされる基本レベルの資格です。単体のプログラムの作成・開発・テストを行う、プログラマーレベルの資格です。

3.応用情報技術者試験

【取得の目安】1~2年

高度なシステムの設計や開発、組み合わせを行うことができる応用レベルの資格です。プログラマーからシステムエンジニアへのスキルアップの際の目標としましょう。

この時期から、同時にベンダー系資格を取得し、キャリアアップの幅を広げる人が多いです。

4.高度情報処理技術者試験

【取得の目安】各2~3年

高度情報処理技術者試験は9つの専門分野に分かれ、会社の求めるスキルや個人の目指すキャリアアップによって、取得する資格が異なります。

おおまかにレベルを分けると次のようになります。

■初級
・情報セキュリティスペシャリスト
■中級
・ネットワークスペシャリスト
・データベーススペシャリスト
・エンベデッドシステムスペシャリスト
■上級
・システムアーキテクト
・ITサービスマネージャ
■難関
・プロジェクトマネージャ
・システム監査技術者
・ITストラテジスト

比較的受験しやすいのが「情報セキュリティスペシャリスト」
企業からの評価が高いのが「システムアーキテクト」と「プロジェクトマネージャ」
コンサルタントに進むなら「ITストラテジスト」

この4つの資格を目標にキャリアアップしましょう。