資格図鑑

マイクロソフトオフィススペシャリスト (MOS)

マイクロソフトが認定するオフィスの実務スキル

マイクロソフト オフィス スペシャリスト(MOS)とは

「マイクロソフト オフィス スペシャリスト」(MOS:Microsoft Office Specialist)とは、WordやExcelなどのオフィス製品の実技スキルを、マイクロソフト社が認定する世界共通の資格試験。以前はMOUS(マウス)試験と呼ばれていた。

MOSの資格は、オフィス製品に対する基礎的な知識と与えられた課題を処理する能力や、WordとExcelなどオフィス製品間をまたいで作業をする技術を証明する。

パソコンの普及に伴い、就職活動のときに「ワード・エクセルは使えます」と言える人は多いが、面接官にとっては、実際にどれくらいのスキルがあるのかはわからない。そんな時、MOSの資格取得をアピールできれば、ITスキルの確かな証明となる。

6つの試験科目と2つの試験レベル

MOSの試験はアプリケーションごとに分かれおり、試験は1科目ずつ受ける。

・Word(ワード)
・Excel(エクセル)
・Access(アクセス)
・PowerPoint(パワーポイント)
・Outlook(アウトルック)
・Windows Vista(ウィンドウズ ビスタ)※2007のみ

WordとExcelの試験は、一般レベルの「スペシャリスト」と、上級レベルの「エキスパート」に分かれる。パソコン初心者はまずスペシャリスト取得を目指して勉強しよう。

最近ではMOSの有資格者も増えてきているので、就職活動の際には上級資格であるエキスパートが有利。

またWordやExcelだけでなく、AccessやPowerPointの資格も取っておけば、アピール力も強い。

オフィスマスターの称号

Microsoft Officeの同一バージョンのの4つの科目
・Word エキスパート(上級)
・Excelエキスパート(上級)
・PowerPoint
・Access または Outlook

これらに合格すると「マイクロソフト オフィス スペシャリスト マスター」の称号が贈られ、総合的なスキルが証明できる。

MOSの取り方・学校講座

MOSの資格試験対策講座は大手のスクールやパソコン教室などで開かれている。また対策テキストも充実しており、独学での資格取得も可能だ。

しかし、MOSの資格試験は筆記試験はなく、パソコンを使った実技試験のみとなるので、実技に自信がない人はスクールに通った方が安心だろう。
MOSは資格を取得したことより、資格取得に向けて勉強したことが役に立っているという意見が多い資格試験である。

マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)の資格・試験情報

資格種別
民間資格
実務制限:なし
学歴制限:なし
年齢制限:なし
受験資格
誰でも受験OK。
(小学生以下は試験当日に保護者の同伴が必要)
試験日
随時、または全国一斉試験日(毎月1~2回の日曜日)
受験料
[Office2010スペシャリスト]10,290円 [Office2010エキスパート]12,390円 [Office2007]12,390円 ※各1科目の料金
試験地
全国各地。試験会場として認定されている全国のパソコンスクールや教育機関(約1,800ヶ所)
受験者数
202,000人(全バージョン合計)
合格率
非公開
問合せ先
株式会社 オデッセイ コミュニケーションズ カスタマーサービス
住所
100-0005 東京都千代田区丸の内3-3-1 新東京ビル
電話番号
03-5293-1881
公式サイト
http://mos.odyssey-com.co.jp/